森の学校プロジェクト

- 自然とともに生きる学校 地域とともに生きる学校 -

「森の学校」は、東日本大震災によって大きな被害を受けた東北の未来を創るプロジェクトである。本プロジェクトは、東北の豊かな森の文化を継承し、森の恵みを受けながら学び、地域と共に生きていく「森の学校」の基本コンセプトを構築し、それらを具体化するプログラムを構想したものである。「森の学校」はこれまでの日本の教育の問題点を踏まえ 、自然との共生、地域との共生を主要なテーマとして持続可能な社会を構築する基盤としての「学校」を再構築していくものである。

- プロジェクトの概要 -

宮城県東松島市立宮野森小学校は、東日本大震災の復興過程において高台移転・統廃合を経て再建した公立小学校である。

被災により現地での再建が不可能となった東松島市鳴瀬地区の新設の小学校は「森の学校」をコンセプトとした学校づくりが推進されており、基本構想・基本計画の策定やそれらにかかる調査・検討に宮城大学(風見 正三研究室)が携わってきた。

東松島市では、震災後、多くの民間企業や非営利団体からの多様な支援を受け、さまざまな復興に資する実 践を展開してきている。学校の再建は、この中でも、子どもたちの「心の再生」につながる重要な事業であ り、21世紀を支える子どもたちが希望をもって生きていくことができる学校を実現しなくてはならない。東松島市教育委員会では、震災後、こうした教育復興のために、教育復興委員会、学校建設委員会を設置し、宮城大学風見研究室、C.W.ニコル・アファンの森財団と連携しながら、地域住民や専門家をはじめとする多 様なステークホルダーと共に戦略的な検討をすすめてきた。

「森の学校」は、自然を活用した実践的な環境教育や、地域市民や専門家の参画による有機的な地域連携を促進するとともに、これまでの学校教育のプログラムに対して立体的な変容を加えてくこととなる。 本プロジェクトでは、「森の学校」のコンセプトを具現化していくために地域の自然特性や文化特性を踏まえ、生態系に配慮した計画手法である「エコロジカルプランニング」の手法を用いて、自然と共生する学校のあり方や地域と共生するプログラムを構想している。

具体的な計画・設計にあたっては、森の学校で実現すべき「教育プログラム」「空間プログラム」の基本方針を検討し、それらをもとに、子どもたち、教員、地域の方々と共にワークショップなどを通して検討を重ねていった。教育プログラムの具体化にあたっては、総合的な学習の時間減少の負担を勘案し、国語や算数などの各教科との連携や整合を検討するとともに、地域と共に新たな授業内容の提案につなげている。

森の学校を創造したい方は    から風見先生へご相談いただけます。

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